RubyKaigi 2017にスタッフとして参加した

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2年ぶりにRubyKaigiへ行った。今回もスタッフとして仲間に入れて貰えて、会期から1ヶ月近く経って、ようやく自分の範囲の振り返りは終えた気になれたところ。RubyKaigiの後は新潟で自分の結婚式、その後アメリカに戻ってきてから親族への御礼などで慌ただしかったのが一区切りし、やっと生活も落ち着いてきた。

I18n

現地での就職以降スキルが上がったかどうかは別*1として、日常で使うおかげで英語道への諦めや、恐怖心が削がれていたことで「英語できないです」バリアを使わなくはなったので、運営への問い合わせ対応などI18n Staffというラベルに合うような仕事やれていたんじゃないかと思う。

会場では主にダリアという部屋の司会に任命されていたのだけど、対面の会話とはこれが全く違っていて全然使い物になった気がしなくて悔しいので、もう少し日常で人前で喋る機会を取っていく必要があるのがよくわかった。逆に道案内や軽く尋ねられたことに応対出来る度合いは今までお手伝いをしてきた中ではよく出来るようになった手応えがあって気持ち良かった。

加えて、ここ数年担当している、発表者や参加者のビザ取得を手伝うための招へい書類の準備にもあたっていた。運営体制の関係上、直接ビザを取得する人たちとのコンタクトは無かったものの、申請に到った全員が無事に来場出来た様子だったので一安心。次もやる機会になるのならもう少しまともにプロセスを最適化したい。

あとは @rubykaigi の操作だったり、Swarmのベニューを作ったり細々と。

サイネージ

会期の3週間前を過ぎてから設置する話になったので、慌てて細切れな時間を集めつつ準備を進めていた。メインホール(フェニックス)のサブスクリーン、各会場前の3枚の液晶で、随時お知らせが流れるようになっていた。2013に始まったOshiraaS*2のような仕組みを2016に合わせてEmber.jsとFirebaseで組んでいたものを再利用することで凌いだが、動くようにするだけで当日朝まで時間を要してしまい気が気でなかった。去年の実装したころにYarnなんて無かった。あと僕が去年は現地に行かなかったので振り返りもアーカイブも何もしないまま苔を生やしていたのが実に良くなかった。

というわけで残念ながら、色んなものを諦めておしらせだけに集中する結果となった。他のスタッフが操作出来るようにして、落とし物や旬情報を切り替えるなどサイネージ野郎の手を離れてコンテンツが回るというのを実現出来たのが唯一今回新しかったことかもしれない。環境要因だけれど、Wi-Fiがいい感じに吹かれていたので、人の呼び出し、発表内容との同調といった動的な更新を前提に運用出来て楽しかった。

LTで使ったタイマーは、日本への出発する3日前くらいに松田さんから振られて、おしらせの仕組みの上にそのまま追加で実装した。どうにか太平洋を越えるうちにに実装できて、現地で投影時の見た目やタイマー係向けの操作性を仕上げてどうにか間に合った。

広島

あまりゆっくり見て回ることは出来なかったけど、カープ優勝による現地の雰囲気を味わえたのはとても良いタイミングであった。

お好み焼き

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会期前日、同じ新幹線で広島に着いたigaigaさんと食べた。
割と「広島風」と文字が入った看板や、路面電車内での広告でも口にされていたので、その単語を使ったら酷い目に遭うみたいなのはステレオタイプ過ぎたのではないかと思う。

宮島

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2日目の撤収後に夕食を摂りに出かける気になれずにいたところ、darashiさんが向かっているとの情報を得て、慌ててタクシーに飛び乗って宮島口まで行き船で島に渡り、厳島神社の周りで2時間弱を過ごして最後の船で戻ってきた。現地では「これはいいものだ」しか言わなくなっていたくらいぶわっとくるものがあって、本当に行けて良かった。今回は夜の満潮の頃合いに鳥居を見たのだけど、昼夜と満潮干潮の他の組み合わせも、加えて、水族館や弥山も次は楽しめるような旅程で改めて訪れたい。

広島市街に戻るタクシーで、運転手がとにかく風呂の話をし続けるのを、だらさんとケラケラ笑いながら聞いて、その後汁なし担々麺を食べてホテルに戻って3日目に備えた。

平和記念資料館

RubyKaigi 2017の名札を出すと無料になるということで、昼休み前後に時間を確保して見てきた。デカ外人ことJonanが「大事なことだから」と繰り返しながら、毎回の日本滞在時に訪れると言っていた意味がよくわかった。会場に戻ってから気を持ち上げるのは少し大変だったけれど、これはまた遠くないうちに来たいと思わされるものだった。

また来年も会えたらいいですね

昨年は転職直後でビザのトランスファーであんまり出入国を避けたかったことや、入社1週間そこらでしばらく日本に行くなんて強気にはなれなかったので、事前の手伝いはしていたものの出席を諦めていたのだけど、色んな人と再会したお陰か沢山元気を貰えたので、2018年の仙台にも居たいと思っている。

*1:この文を書いている今日は、シュパッと気持ち良くやった前日の実装について、詳細を同僚から尋ねられた時に英語で全くシュパッと説明出来なかったことが頭で繰り返されるのが辛くて苦しんでいる。

*2:Oshirase as a Service