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Indiegogo, Inc.にSoftware Engineerとして入社した

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 8月の3週目にIndiegogoというサービスをやっているサンフランシスコの会社に入社して、ちょうど2ヶ月が過ぎた。

 オファーを得て以来しばらくは、仕事についていけずに早々にクビになってしまうのではないかという不安もあり、はしゃげる自信がなく、しれっとFacebookのステータスだけを変えておいて、1ヶ月を過ぎたところでその旨のポストをして、ようやく直近の間はやっていけそうな気になってきたのでこれを書いている。

会社のこと

  • 自分がユーザでかつ好きなサービスを運営していること
  • 自分の技術的なスキルセットが貢献し得ること(Ruby, Ruby on Railsや決済、DevOpsといったあたりでSoftware Engineer以上のポジションがあるか)
  • (スタートアップ過ぎないこと)

を条件にして応募した会社のうちのひとつだった。もちろんビザのサポートがそれ以前にある。

 応募に関して、多くケースは紹介や人材にまつわるサービスやリクルータやエージェントからのコンタクトなど採用をする側から連絡を得てから進めていたものの、ここは会社のページから真っ直ぐにレジュメを送ってオンサイトの面接まで進んだ唯一の会社でもあった。

https://www.instagram.com/p/5AXVLUrMP-/

 元々、2013年からIndiegogoを使う機会は度々あったものの、公開されているプロジェクト(プロダクト)が主眼でKickstarterと見分けることがなかったが、ちょうど気になっていたヨーヨーをつくるプロジェクトがIndiegogoでファンディングされるのだと知ったあたりからサービスを明確に認識していた。ユーザとしては割とぼちぼちバック(コントリビュート)をしている方に分類されるようだ。

 Kickstarterとどう違うとかそういうのは

を読まれたいのと、それ以外で僕が学んだことは会った時にでも聞いて欲しい。WebPayを通して、国内でのカード決済事情からあまり助力出来ない体験もあったクラウドファンディングに自身が直接携わることになるとは少々皮肉に感じるものもあった。

入ってからは

https://www.instagram.com/p/BLP6Vw9A-7p/

 プロダクトマネージャと一緒に開発を進めるエンジニアの一人として働いている。チーム的にはIndiegogoでプロジェクトを公開するユーザ(Entrepreneurと呼んでいる)を助けるチームに属している。

 基本的に開発はペアリングが前提で、オフィスのいたるところにペアリングステーションが配置されており、触れるストーリーに合わせて都度チーム内でペアを組み、開発にあたっていて、ほとんど毎日誰かと会話をしながらコードを書いている。

 毎朝のスタンドアップ、月曜朝にはプランニング、金曜夕方にはレトロスペクティブという流れで回っていて、何か文献で見たアジャイルスクラムというやつが(僕が正しく理解しておらず正にそれであるのかはわからない)当然のように回っていて、別に改まって説明されず飛び込まされた身としては不思議でもあったが、早々に心地良くなっていた。

 取り立てて技術的に飛び抜けているということはなく、こうやっていますよねということがちゃんと行われていて、その上でサービスがユーザに使われるようにチームが回っていて、ちゃんとお金になってという図を目の当たりにしていて、最初から世界が前提の市場の規模感への驚きも合わせて、今までの技術に目が行きがちだった価値観がぐにゃぐにゃになっている。

 会社の多くの人が良いひとたち(であると彼らのほとんどがそう言っているというのが素敵)で、サービス、ユーザが好きというのがひしひしと伝わる空間が久しく、なかなか楽しい。退職した頃の会社のサイズ感が近しいこともあり、サービスに対して綺麗事に聞こえかねない言葉をちゃんと発せる場所であったクックパッドと少し似たものを感じることがある。

入社まで

 スキルセットとしては特にこの4年程は、人員のスケール出来なかったスタートアップのサービスの開発と運営にほぼ最初から携わった性質上、職種であったソフトウェアエンジニアを主とするどころか、それらしき仕事は週の3,4分の1くらいに留まり、なんちゃってプロダクトマネージャ、カスタマーサポート、ビリングにまつわるお金の処理、カードに関連した他社とのやり取りに追われ、最も書いていた言語は完全に日本語であった。買収されどスタートアップである頃からの生活習慣が癖になっていて、仕事と仕事以外の境界がぼやけたまま、ほとんどの時間で頭にサービスのことが過る状態を脱することができず、情けないことに仕事以外で手を動かすことに及ばなかった。

 こんな生活を繰り返しているうちに、いつソフトウェアを触れる食い扶持に困ることになるかが年々不安になっていたのもあり、純粋そうなSoftware Engineerのポジションに身を置けないかとJob Huntingというのをやると決め、レジュメを作り直したところからは半年、実際に各社に応募をして面接を受けるようになってからは2ヶ月強で辿り着いたオファーで、給料の金額を言われる前に興奮してI Accept!と答えてしまった恥ずかしい僕のサンフランシスコでの就活の話は別途書くことにしたい。全部で20社くらいに応募しただろうか。

 転職ということで、WebPay(厳密には買収元のLINE Payの親会社のLINEの資本関係を僕はよく知らない米法人であるLINE Euro Americas)を8月の上旬に離れ、このことをどうにか発しておきたいと記事の下書きを始めるも、色んなことを詰めたさ過ぎて収拾がついていないので、こちらもいずれ就活のことと前後して出せるようにしたい。

 買収以降は個人的になかなかしんどい期間が続いていたけれど、おかげさまで英語をやらざるを得ない状況と現地基準の給与という特典も付いて随分面白い形で30代を始められたものだと、この機会を貰えたことをありがたく思うに尽きる。