サンフランシスコに引っ越した


Photograph Market Street by Kengo Hamasaki on 500px

アメリカに居を移してからずっと暮らしていたベルモント(サンマテオより南、パロアルトよりは北のあまり知られないがOracleのHQがある駅)の3ベッドルームの部屋が賃上げで$4,000/mo越えを宣告されたところでルームメイト3人の解散が確実となり、どこかへ移る必要に差し迫られていたが、よくもまあ家賃がおかしくなっている中心地に越したものだ。

クリエイティブ都市論という本を @snoozer05 に勧めてもらってから、ちょっとこの郊外で暮らすのはベイエリアに居て勿体ないんじゃないかと思うようになったのと、"シティ"も"バレー"もどちらも味わってからどっちが良かったっていうのを言いたいなと考えた結果、サンフランシスコど真ん中で部屋を探すに至った。

クリエイティブ都市論―創造性は居心地のよい場所を求める

クリエイティブ都市論―創造性は居心地のよい場所を求める


まあ、本音というかミーハーっぽいことを言うと、近所を歩けばTwitter, Uber, SquareのHQがあって、ラーメン食べて部屋に戻っている途中でジャック・ドーシーとすれ違うなんて場所で暮らすというのはウェブサービス好きにとって今のところ飽きようがない。加えて、ウェブに対して世間や他の地域、国よりもちょっとだけ親しい気がする空気感はとても好きだ。


部屋が決まるまでの1ヶ月くらいの間は、Craigslist(PostingsというAndroid appタブレットで使うのが快適だった)を毎日1時間くらい見る時間を取り、投稿者と連絡を取ったりしていた。
だんだん家賃に対する感覚が市場に最適化され、「お、スタジオ(日本で言うワンルーム)で$2,000/mo、安いなあ」と発するようになっていた。

特に以下の記事は夢に出てくるくらい読んだ。(Yamazaki さんにはこの前お会い出来る機会があって直接御礼が言えた)


上記の知見に頼ることなく結局は、RubyKaigi 2014(のスタッフ打ち上げの後の飲み会)で出会ったザックのおかげで市場に比べて安価に暮らす場所が手に入った。色々な事情から彼の飼猫Gingerとしばらく一緒になることとなり、まさか曲りなりにも猫を飼うことになるとは人生何が起きるかよくわからない。


個人的にはもう1年くらいスタートアップなつもりでいたWebPayが買収されたのもあって、少しばかり入ったお金は訳の分からない家賃にいくらかの間、目を瞑ってもいいように使うことにした。