2011年も大変お世話になりました。

 今年も多くの人に気にかけて頂いて、無事に年を越すことが出来そうです。そういったことを誰でも見られる位置に書いたことがないのですが、いつもと違って年末年始に仕事をすることもなく実家のこたつに座っているのも追い風になっています。

 この本が今年の僕を本当に後押ししてくれました。日本語版限定のひとつの章で、もう具体的な内容自体はサービスにとって風化しつつありますが、オライリーの名を冠した本に自分のテキストが残ったことはとてもとても心強いものとなりました。執筆したのはもう1年も前のことですが、出版後にサイン会から講演までお話を頂いた今年は本に名前が入るというのはどういうことか、どう身に余るかを思い知らせてくれました。と同時にこれでもうそろそろ死ぬんじゃねーかなって前半の幸福と釣り合いを持たせるために不幸が来ると思って止まず、2012年まだだっけと何度も発していました。だからといって無理に前向きになろうとしても仕方ないし、やりたくならないものの効率は本当に悪いので惰性で進んだこともあまり後悔する気もないです。

 年明けだからって新しいことを始めるわけでもなく、いつも通りに2012年もそっと生き始めたいと思います。

 偶然にも気持ちが鬱屈としていなくて、これ以上言葉も出てこないのでここまでに。糞尿みたいな僕に関わりを持って下さった方の幸せを出来る限り祈っております。

 みなさま良いお年を。