白金高輪 - 恵比寿

大学の後輩にあたる青年に本を譲ることになって自宅まで来てもらった。

ちょうど僕がウェブ企業のアルバイトを始めたときと同じ学年で、視界が広がる前だけど広げようと動き出す寸前の姿みたいなのが失礼ながら被って見えて、出来る限りフックアップしたいなと思ったので、自宅の本でサイン入りじゃないものを概ね譲った。読み終えて骨董品みたいに本棚に並んで引越の時に嫌な目で見られるより本にとっても良かったのだろう。ただ未だ僕は人の世話をするべき立場に行ったつもりはない。畏れ多い。

そこからは白金台を通ってラーメンを食べ、恵比寿に抜けて改札まで見送った。なかなか甲斐性があるじゃないかと思うところが甲斐性の無い自分である。一人になってから出来る限り視界を上の方にしながら恵比寿と代官山の周辺を歩いた末、品川まで電車で移動し、そこからまた歩いて帰った。正味3時間くらいは歩いたのではないか。

関係ないが恵比寿アトレのインテリアショップでアロマディフューザのオイルを一緒に選んでくれた店員のお姉さんが凄く美人だった。まさか用途が自宅で自分の夏の足の臭いに気づきたくないからなんて云えるわけもなかった。