世帯での情報共有のしかた

家庭を支える技術 Advent Calendarに寄せて

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これは家庭を支える技術 Advent Calendar 2016の12月19日を担当する記事です。

2014年には新たな家庭を持った友人たちが書いているのを眺めていたところから2周遅れで不思議な気持ち。 他の方の記事を伺う限り、参加者層のバイアスがあれど、僕が使っている「家庭を支える技術」というものに該当しそうなツールもデバイスも特に真新しいことはなく、むしろこんなに当たり前な雰囲気でSlackやHueを使っている家庭があるのかと驚く。 どれもこれも全部書いてしまおうと当初は思っていたけれど、ひとつ、情報共有やコミュニケーションについて現状を書くことにした。

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Indiegogo, Inc.にSoftware Engineerとして入社した

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 8月の3週目にIndiegogoというサービスをやっているサンフランシスコの会社に入社して、ちょうど2ヶ月が過ぎた。

 オファーを得て以来しばらくは、仕事についていけずに早々にクビになってしまうのではないかという不安もあり、はしゃげる自信がなく、しれっとFacebookのステータスだけを変えておいて、1ヶ月を過ぎたところでその旨のポストをして、ようやく直近の間はやっていけそうな気になってきたのでこれを書いている。

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RubyKaigi 2015 にスタッフとして参加した

https://www.instagram.com/p/_Op-McrMBH/

 昨年に引き続き、RubyKaigi 2015に合わせて帰国してスタッフとして参加した。

 2010と2011に当日スタッフ、2012が開催されずに空いて*1、2013はサイネージ周辺について準備の途中と当日の運用をお手伝い、2014はサブスクリーンを産んだ人々が現地に居ない中での運用と、いわゆるスタッフっぽい括りの中に居るようになって5年目になったところで、ついに事前準備を行うチームの中で一緒に会期を迎えられた。

*1:RubyKaigiが2011以前と2013以後で違うというのはあっても僕の中で関わる空間は同じで続いている。

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サンフランシスコに引っ越した


Photograph Market Street by Kengo Hamasaki on 500px

アメリカに居を移してからずっと暮らしていたベルモント(サンマテオより南、パロアルトよりは北のあまり知られないがOracleのHQがある駅)の3ベッドルームの部屋が賃上げで$4,000/mo越えを宣告されたところでルームメイト3人の解散が確実となり、どこかへ移る必要に差し迫られていたが、よくもまあ家賃がおかしくなっている中心地に越したものだ。

クリエイティブ都市論という本を @snoozer05 に勧めてもらってから、ちょっとこの郊外で暮らすのはベイエリアに居て勿体ないんじゃないかと思うようになったのと、"シティ"も"バレー"もどちらも味わってからどっちが良かったっていうのを言いたいなと考えた結果、サンフランシスコど真ん中で部屋を探すに至った。

クリエイティブ都市論―創造性は居心地のよい場所を求める

クリエイティブ都市論―創造性は居心地のよい場所を求める


まあ、本音というかミーハーっぽいことを言うと、近所を歩けばTwitter, Uber, SquareのHQがあって、ラーメン食べて部屋に戻っている途中でジャック・ドーシーとすれ違うなんて場所で暮らすというのはウェブサービス好きにとって今のところ飽きようがない。加えて、ウェブに対して世間や他の地域、国よりもちょっとだけ親しい気がする空気感はとても好きだ。

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2014年にリモートで試したミーティング類のパターン

 今年の初めからアメリカに引っ越したので社内の人とのやり取りをどうするかという悩みに現実的に直面し、この1年で色々試したのでセーブポイントとしてまとめておくことにした。(ブログの記事を書かなさすぎてはてな記法忘れつつある...)

チームとミーティングの距離感

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 8人くらいの会社。誰もがSPOFで、何かに詳しい人間はだいたい一人に絞られる*1。会社として重要な箇所に一人だと心許ないというより、誰も休めなくなってしまうので概ねわかるだろうという他者を含めるか、共有するなりで冗長化して、2人以上がひとつの何かに取り組んでいる形を組織中に点在させている。

 その2人の間や異なる担当間でそれぞれミーティングの時間を取っておきたいが、大仰に週例、月例、毎朝のスタンドアップみたいなミーティングをそっくり入れ込むにはちょっと負荷が大きいので何か工夫が必要だ。

 勤務地は強制していない。オフィスはあるけれど必要になった時に利用したら良いとしている。アメリカに居るとか、東京でも自宅から滅多に出てこないとか、週のほとんどはオフィスでたまに私用に合わせて自宅とか、仕事に全力投球する期間だけ泊まりっぱなしとか色々な勤務形式が伺える。

 ちなみに、「働く場所は自由です!」とは言ってなくて、「パフォーマンスを出すのに必要もしくは仕事をする上で合理的な動き方をしていれば何でもいいよ」という体裁である。(強いチームかどうかは別にして)オフィスを捨てていない。僕は帰国時に、メンバーとコミュニケーションを取ることが仕事に良い効果を持つので、だいたいオフィスに居る。周りはそれに合わせて普段よりオフィスに来るようにするというような変化もあって*2面白い。この自由度だけに溺れると簡単に居場所を失う。

 こうも自由だと、だいたいはコミュニケーションをとる時間やミーティングどうするのという話になるが、働く場所と一緒でうまく行くものを都度見つけ出しましょうというスタンスで試行錯誤しているので、以下はそのまとめとなる。

*1:逆に該当する主担当が無いならこのサイズの組織では存在する意味がない。

*2:気持ち良いというか僕のために来てくれている気分がして自惚れがち。

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